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調剤薬局事務について

調剤薬局事務

医療系の中では医療事務と並んで人気のある資格の一つに、調剤薬局事務の資格があります。

 

では、調剤薬局事務とはどういうことを行う仕事なのか?

 

 

最近は、病院内で薬を出すところは少なく、処方箋をもらい、それを近くにある薬局に持っていき薬を出して貰うことが多いはずです。

 

病院で患者の診察や薬剤の処方は医師が行い、調剤・薬歴管理・服薬指導などを経営的に独立した薬剤師が行う事を、「医薬分業」と言います。

 

以前は、殆どの病院が病院内で薬の調剤なども行っていましたが、1990年代以降から急速に院外処方が広がってきました。

 

 

 

この医薬分業が進むに従い、病院やクリニックの院内窓口では直接薬が出されるのではなく「処方箋」だけを発行するようになっています。、
それらの、医師が発行した「処方箋」に基づいて調剤し、薬として患者さんに渡す薬局のことを「調剤薬局」といいます。

 

そして、院外処方が広がるとともに調剤薬局が各地で次々と開店するようになります。

 

 

 

調剤薬局で実際に薬を処方することができるのは、薬剤師のみになります。

 

ですが、調剤薬局で働いているのは薬剤師だけではありません。

 

薬剤師とともに重責を担っているのが、「調剤薬局事務」の仕事を行っている方たちです。

 

 

 

彼らは、医療保険制度などに基づき薬剤料・調剤料の算定をして、薬剤師の仕事のサポートを行います。

 

また、国や健康保険組合への請求書となる「調剤報酬請求事務(レセプト作成)」の作成などの仕事も担当しています。

 

これらは、全て「調剤薬局事務」の資格を持った人の仕事になります。

 

各地で開店が続く「調剤薬局」とともに、事務作業を行う調剤薬局事務の担当者の需要も大きく高まっているのです。

 

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調剤薬局事務はどんな資格なの?

調剤薬局事務にも、医療事務と同様に国家資格というものはありません。

 

調剤薬局事務の資格は、民間のスクールや団体が主催する講座に伴う修了認定資格になります。

 

 

そのため、必ずしも調剤薬局事務の仕事をすることに資格は必要ありません。

 

しかし、企業側は即戦力の調剤薬局事務の資格を持っている方を求めるケースが多いので、就職には調剤薬局事務の知識のある資格保有者の方がどうしても有利になります。

調剤薬局事務の特徴について

調剤薬局事務の特徴としては、下記のような事柄があります。

 

  • 女性に非常に人気のある資格
  • 調剤薬局の数が多く、活躍の場が多い
  • 勤務時間が一定しており、勤務形態も比較的自由に選べる場合が多い
  • 家事や育児と両立しやすい
  • 全国どこにでもある医療機関で働くのに役立つスキル
  • 高齢化が進む現在、来院者も年々増加し医療事務技能者のニーズも高い
  • 体力を使う仕事ではないので、長く安定した労働が可能

 

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おすすめの調剤薬局事務資格

調剤薬局事務の資格は、数多くの団体が主催していますが、中でもお勧めの検定試験を調べてみました。

 

調剤薬局事務検定試験

 

調剤薬局事務検定試験は、2018年から始まった新しい資格試験で、日本医療事務協会が主催しています。

 

2018年に始まった当初は、受験者数も1,500名ほどと少なかったですが、急激に知名度も上がり2020年には受験者数は1万人を超え、今注目されている資格認定試験です。

 

受験資格 ・日本医療事務協会が認定する団体の講座の受講者

・受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学等
・受験申請のあった一般受験申込み者

試験内容 [学科試験]:調剤報酬算定に関わる基礎知識

[実技試験]:調剤報酬の算定及び調剤報酬明細書作成
※いずれもマークシート形式

試験形態 ・自宅受験

・会場受験

試験時期 毎月第4日曜日開催
合格率 90%前後
受験料 ・一般受験:5,500円(税込)

・団体受験:4,950円(税込)

主催団体 日本医療事務協会

 

※ユーキャンの受講生は、認定講座受講生となり、受験料は4,950円(税込で在宅受験が可能です。

 

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医療保険調剤報酬事務士

 

医療保険調剤報酬事務士は、医療保険学院が主催している検定資格になります。

 

まず、この医療保険調剤報酬事務士の認定試験を受験するためには、医療保険学院が実施している通信講座を受講する必要があります。

 

この通信講座には、途中で中間テストが3度あり、その3度の中間テストを提出し合格した者が初めて「医療保険調剤報酬事務士」の修了検定試験を受けることが出来ます。

 

受験資格 医療保険学院の定めた講座を受講し、3回の中間テストを全て提出した受講生
試験内容 筆記試験

主に調剤報酬明細者(レセプト)作成に関する問題が出題
※医療保険学院の調剤報酬事務教育講座カリキュラムに準じて実施

試験形態 在宅受験
試験時期 毎月1回
合格率 未公表
受験料 4,500円(税込)
主催団体 医療保険学院

 

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調剤事務管理士(R)試験

 

調剤事務管理士は、「技能認定振興協会」が認定する民間資格になります。

 

技能認定振興協会は、1969年に医療事務従事者の技能を認定する試験機関試験機関として設立された歴史の古い団体で、他にも「医療事務管理士技能認定試験」や「介護事務管理士(R)技能認定試験」なども主催しています。

 

受験資格 受験資格は問いません。

年齢制限もなく、誰でも受験可能

試験内容 [学科試験]

マークシート(択一式):10問

 

[実技試験]
・調剤報酬明細書(レセプト)点検問題:1問
・調剤報酬明細書(レセプト):2問???<

試験形態 ・在宅受験

・会場受験
※コロナ禍により一般会場試験は中止(2021年11月現在)

試験時期 ・在宅受験:奇数月の第4土曜日翌日(日曜日)

・会場受験:奇数月第4土曜日
※コロナ禍により一般会場試験は中止(2021年11月現在)

合格率 70〜80%ほど
受験料 6,500円(税込)/学科・実技
主催団体 技能認定振興協会

 

 

調剤報酬請求事務技能認定

 

調剤報酬請求事務技能認定の資格は、他の検定試験のように通信講座等で独自に勉強し受験を申込んで資格を取得するというのではありません。

 

主催する日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、修了試験に合格した者に対して技能を認定する物になります。

 

受験資格 日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得した者
試験内容 [学科試験]:三肢択一式

[実技試験]:調剤報酬明細書の作成・点検

試験形態 在宅受験
試験時期 所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、修了試験に合格した方に対して技能を認定

※実施回数・時期などは定めていません。<

合格率 約70%
受験料 資格認定料3,000円(税込)

※講座受講に伴う終了認定となります。

主催団体 日本医療教育財団
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