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歯科助手について

歯科助手

医療系の中では医療事務と並んで人気のある資格の一つに、歯科助手の資格があります。

 

では、歯科助手とは、どういうことを行う仕事なのでしょう?

 

 

歯科助手は歯科医師の仕事をサポートする仕事で、医療行為以外の多岐に渡るアシスタント業務を行っています。

 

因みに、歯科医でのアシスタントには、歯科衛生士と歯科助手がいますが、国家資格の必要な歯科衛生士とは違って、歯科助手は医療行為が出来ません。

 

 

歯科助手の資格も、医療事務と同様に国家資格というものはありません。

 

民間のスクールや団体が主催する講座に伴う修了認定資格なので、必ずしも歯科助手の仕事をすることに資格は必要ありませんが、就職には医療事務の知識のある資格保有者の方がどうしても有利になります。


歯科助手の主な業務について

例として、歯科助手が行うアシスタント業務には、下記のような仕事があります。

 

  • 受付業務(受付・カルテの作成など)
  • 会計業務(診療費の受領など)
  • クラーク業務(問診票の記入依頼など)
  • レセプト業務(診療費の計算、レセプトの作成・点検など)
  • 予約管理
  • 電話応対
  • 院内清掃
  • 歯科材料の在庫管理・発注
  • 治療に使用する器具の準備・洗浄・滅菌処理・片付け

 

受付業務から雑用に至るまで非常に多く、歯科医院の中で重要な役割を担っています。
そして、歯科医院はコンビニエンスストアよりも(2020年末時点)多いと言われているため、非常に需要の高い職種です。

 

尚、歯科助手は、歯科医療行為は出来ません。(違反した場合は罰則があります)

 

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歯科助手の主な特徴について

歯科助手の特徴としては、下記のような事柄があります。

 

  • 女性に非常に人気のある資格
  • 勤務時間も比較的自由に選べる場合が多い
  • 家事や育児と両立がしやすい
  • 全国どこにでもある歯科医院で働くのに役立つスキル
  • 歯の健康に気を使う方も多くニーズも高い
  • 長く安定した労働が可能

おすすめの歯科助手資格

歯科助手の資格は、数多くの団体が主催していますが、中でもお勧めの検定試験や認定制度を調べてみました。

 

歯科 医療事務管理士(R)技能認定試験

 

「歯科 医療事務管理士」は、「技能認定振興協会(JSMA)」主催の「歯科 医療事務管理士(R)技能認定試験」の合格者が取得できる認定資格で、幅広く歯科医院に認知されています。

 

歯科事務の仕事は、受付応対、予約スケジュールの調整、電話応対、保険証の確認、レセプト作成、会計など多岐に渡っています。

 

認定試験は、年齢や学歴にかかわらず、誰でも受験することができます。

 

試験名 歯科医療事務管理士技能認定試験
受験資格 特に設けていません。

年齢制限もありません。

試験時間 学科1時間・実技3時間
試験内容 [学科試験]

マークシート(択一式)10問

 

[実技試験]
・レセプト点検問題(1問)
・レセプト作成(外来2問)
※計算機を除く電子機器の使用は不可

出題範囲 [学科問題]

・法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
・保険請求事務(歯科 診療報酬点数の算定・歯科 診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識)
・医学一般(生理機能・傷病等についての知識

 

[実技問題]
歯科 診療報酬明細書を作成するために必要な知識

試験形態 ・在宅試験

・コロナ禍により一般会場試験は中止(2021年11月現在)

試験時期 (在宅受験):奇数月の第4土曜日翌日(日曜日)
合格基準 [学科問題]

約85点以上

 

[実技問題]
点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点をし、且つ、3問の合計で約85%以上

合格率 70%くらい
結果の通知 試験実施後1ヶ月以内に文書にて通知
受験料 7,500円(税込)(学科・実技)
試験会場 ・コロナ禍により一般会場試験は中止(2021年11月現在)
主催団体 技能認定振興協会

 

歯科医療事務管理士検定試験については、ユーキャンの歯科助手講座「修了認定試験」に合格すれば、受講期限内に実施される試験の"在宅受験"の資格が得られます。

 

ユーキャン 歯科助手 通信講座

 

歯科助手専門員

 

「歯科助手専門員」は、特定非営利団体の研究機構から承認されている「全国医療福祉教育協会」が認定する資格です。

 

この資格認定には、協会が主催する会場等での試験は行われていません。

 

まず、協会が指定するスクールや講座内で行われているカリキュラム内で、実力診断テストや資格認定テストを実施します。

 

スクールや講座側が、協会が求めた基準をクリアした受講生の認定申請を協会に行い、協会が資格認定証明を交付することで資格を取得することが可能です。

 

認定資格名 歯科助手専門員
資格の種類 民間資格
資格取得要因 協会認定校の講座修了で取得可能
履修内容 受講講座のカリキュラムによる
試験形態 在宅
試験時期 講座受講時、随時実施
合格基準 認定校講座内で行われる実力診断テストの正解率70%以上

資格認定試験の正解率75%以上

結果の通知 協会認定校より要件を満たした受講生の資格認定申請書が送付され、認定料受領後に資格認定証明を交付
認定料 3,000円(税込)
主催団体 全国医療福祉教育協会

 

たのまな 通信講座

 

歯科助手資格認定制度

 

「歯科助手資格認定制度」は、日本歯科医師会が歯科助手の資格認定に関する基準を定め、歯科助手の育成と資質の向上とを図るために認定する制度です。

 

「歯科助手資格認定制度」には、「乙種第二」「乙種第一」「甲種」と3種類の認定資格があります。

 

 

この資格は、都道府県の歯科医師会が開く講習会を受講することで得られます。

 

歯科助手資格は試験ではなく、日本歯科医師会が学習内容を認定した専門学校で講習を受講し、定められた課程を修了した後に認定されることで取得が可能です。

 

尚、「甲種」に関しては120時間の実習が必要になるため、専門学校などの教育機関で取得する方が多いです。

 

試験名 歯科助手資格認定制度
資格の種類 民間資格
認定の種別 甲種、乙種第一、乙種第二の3種類
参加資格 都道府県の歯科医師会が開く講習会などを受講出来る方
種別の条件 【甲種】

・甲種歯科助手訓練基準による訓練を修了した者(420時間以上)
・乙種第一歯科助手の資格を有し、3年以上の業務経験を有する者であって、補充研修訓練基準による訓練を修了した者

 

【乙種第一】
・乙種第一歯科助手訓練基準による訓練を修了した者(52時間以上)
・主として診療室内の仕事に従事する者

 

【乙種第二】
・乙種第二歯科助手訓練基準による訓練を修了した者(40時間)
・主として事務的な仕事に従事する者

訓練基準の概要【甲種】 歯科助手の心得:10時間

関連法規:6時間
歯科用語:10時間
歯科基礎概論:38時間
歯科臨床概説:50時間
消毒法:10時間
歯牙形態:30時間
診療用器械、材料の取扱法:30時間
歯科保健指導:10時間
清掃保全:5時間
社会保険関係事務:48時間
事務関係事項:20時間
X線フィルムの整理:10時間
実習:120時間
医療安全:10時間
産業廃棄物:5時間
情報処理:8時間
[総時間数]:420時間
※養成校や地域によって基準時間を超えて講習を行う場合があります。

訓練基準の概要【乙種第一】 歯科助手の心得:2時間

一般教養:4時間
保守管理:4時間
歯科臨床概論:8時間
消毒法:3時間
共同作業:16時間
社会保険の概要:4時間
歯科事情:2時間
医療安全:4時間
産業廃棄物:2時間
情報処理:3時間
[総時間数]:52時間
※養成校や地域によって基準時間を超えて講習を行う場合があります。

訓練基準の概要【乙種第二】 歯科助手の心得:2時間

一般教養:4時間
歯科臨床概論:4時間
歯科事情:2時間
社会保険の概要:4時間
受付の業務:4時間
事務関連事項:2時間
社会保険の実務:8時間
医療安全:4時間
産業廃棄物:2時間
情報処理:4時間
[総時間数]:40時間
※養成校や地域によって基準時間を超えて講習を行う場合があります。

講習の時期 地域や養成校ごとに異なるため、都道府県歯科医師会へお問い合わせください。
累計認定者数 ・甲種(資格取得者 18,912名)

・乙種第一(資格取得者 157,530名)
・乙種第二(資格取得者 123,092名)
[上記は平成31年3月末現在]
※資格取得者はいずれも延べ人数

受験料 受講料は養成校や地域によって異なります。
主催団体 公益社団法人日本歯科医師会

 

 

歯科助手資格(JADP認定)

 

「歯科助手資格(JADP認定)」は、「日本能力開発推進協会(JADP)」が認定している検定試験です。

 

歯科助手は、歯科医院の受付・会計・レセプト作成・歯科医や歯科衛生士のサポート・診療室内での治療器具の準備や診療介助など様々な仕事があり、歯科医院にとってとても大事な役割を持っています。

 

「歯科助手資格(JADP認定)」は、わざわざ試験会場に行く必要もなく在宅で受験できるので、仕事や家事で忙しい方にお勧めの認定資格です。

 

試験名 歯科助手資格(JADP認定)
資格の種類 民間資格
称号 歯科助手資格
受験資格 JADP指定の認定教育機関のカリキュラム修了者で、カリキュラム開始後から1年以内に受験する者
試験内容 歯科助手として必要な保険診療の制度と仕組みの基礎知識、患者受診の流れ、治療の流れ、レセプト作成の知識と技術などに関する職業能力
技能審査の対象 歯科助手として必要な保険診療の制度と仕組みの基礎知識、患者受診の流れ、治療の流れ、レセプト作成の知識と技術などに関する職業能力が審査の対象
試験形態 在宅試験

※テキストを見ながらでも可

履修内容 ・歯科助手業務の概要

・医療保険制度概論
・患者受診から治療の基礎知識
・歯科診療報酬請求事務の実技

試験時期 カリキュラム修了後、随時
合格基準 得点率70%以上

認定講座を修了した方であれば、いつでも何回でも受験可能

合格率 非公開
結果の通知 答案受付後、約1ヶ月で送付
受験料 5,600円(税込)
主催団体 日本歯科助手検定協会

 

 

歯科助手技能認定

 

「歯科助手技能認定」は、日本医療教育財団が認定している資格です。

 

日本医療教育財団が承認した教育機関において、所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能習得し、修了試験に合格すると技能が認定されます。

 

指定された教育機関で受講・終了後、日本医療教育財団に申請を行うことで「歯科助手技能認定」資格が取得できます。

 

試験名
資格の種類 民間資格
受験資格 承認を受けた教育機関において所定のカリキュラムで技能を習得した者
試験内容 ・学科T:三枝択一式

・学科U:三枝択一式
※資料の持ち込みは可能

試験場所 スクール・講座により様々
出題範囲 [学科I]

受付事務に係わる基礎知識
(1) 医療保険制度
(2) 高齢者医療制度
(3) 公費負担医療制度
(4) 介護保険制度
(5) 医事法規一般
(6) 医事業務
(7) 医学一般
(8) 薬学一般
(9) 診療録
(10) 診療報酬算定の基礎
※合計25問以上

 

[学科II]
診療介助に係わる専門知識
※ 20問以上

試験時期 スクール・講座により様々
試験時間 ・学科T:60分以内

・学科U:60分以内

合格基準 学科I・IIの各得点率90%以上
合格率 未発表
認定料 3,000円(税込)
主催団体 日本医療教育財団
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